1. nekogames サイトのこと
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今回はウェブゲームクリエイターの方へのインタビューということで、
nekogames の石井克雄さんにインタビューを
受けていただけることになりました。
ありがとうございます、そしてよろしくお願いします。
石井
よろしくお願いします。--
インタビューする方もされる方も始めてなので、どうなるかわかりませんが(笑)
今回は、実際のタイトルについてと
制作活動全般についてお伺いする2部構成で
お伺いしたいと思っております。
取り上げたいタイトルは、
ブログでも紹介させてもらった
「Cursor*10」と「ぱん☆ちら」
そして世界中で話題になった「星探」「星探2」を。
本当は他にも色々聞きたいんですけど、
「しっぽ猫シューティング」とか「ざなねこ」とか。
でも時間も限られるので、
あと、テープ起こしも大変そうなので(笑)
とりあえず3つに絞って。
それで、本題に入る前に簡単に
サイトの歴史についてお伺いしたいんですけど。
nekogames のサイトはいつ頃から公開してるんですか?
石井
いつ頃からかですか…1999年ですね、多分。
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今、サイト開いてあるんですけど、最初のころのコンテンツっていうと、
どの辺ですか?
石井
どの辺か、これ(すいか早食い選手権)とかかなり古いはず。
2000年だから、そうですね。
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あ、こんなゲームがあったのかすごい、やったことがないということが今わかったんですけど、
これ、どうやってやるんですか?
石井
これよくわかんないです、俺も。昔のやつなんで。
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うおー、難しいなこれ。石井
今、サイトに載ってるのは結構、古いのは全部削除しちゃったんですよ。
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あ、そうなんですか?石井
うーん、昔のはちょっと出してないんですよ、やばいんで。やばいのが多すぎて(笑)
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あの、ブルーの猫のゲーム達っていうのはもうちょっと後になるんですか?
石井
そうですね。--
このころは、本当に趣味?石井
このころは…そう、趣味ですね。
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1999年ということは…石井
99年のころはまだ会社でゲーム創ってた。--
最初会社に所属してて、一回フリーになって今はロボットに所属してって感じですよね?
前の仕事っていうのはどういう仕事だったんですか?
石井
前の仕事はですね、大平技研工業というゲーム会社で、ゲームセンターにあるプライズゲームありますよね、
景品取るような、それの外観にシールとか
貼ってあるじゃないですか。
それのデザインをしてました。
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デザイナ出身ですか?石井
グラフィックデザイナですね。--
そうなのか。すごいスクリプトというかプログラム、
技術系の印象を勝手に持ってました。
でも確かに、猫のゲームもグラフィック綺麗ですよね。
この後に猫を題材にしたコンテンツを?
石井
そうですね。--
猫好きなんですか?石井
猫好きですよ。--
このページにもありますよね。これ(dailycat)もすごい古いのかな?古いみたいだったけど。
何匹飼ってるんでしたっけ?
なんか猫の話しに展開してる(笑)
石井
4匹。--
これ、昔、毎日更新してたんですよね。石井
そうですね、6年位前。--
ボクが最初に印象として気付いたのは同じ色合いで、同じ猫のゲームがずらっと並んでいるここで、
印象的に思ったんです。
そして、本当はすごく聞きたいなと思っているのが
この「ざなねこ」。
これほんと難しくてクリアできない。
石井
1は難しいですね。--
カルマって(ザナドゥに)にあったなぁと思って。カルマの存在に気付いたところで力尽きましたね
これ、相当凝ってるよなぁと思いながら遊んでました。
「ザナドゥ」の一画面版な感じ、雰囲気が。
石井
「ザナドゥ」やったことないんすでよ。--
え、そうなんですか(笑)ボク、X1のテープ版でやってましたよ。
こういうゲームだろうっていう想像で作った感じですか?
石井
画面写真を雑誌で見た感じで。--
でもカルマシステムはきっちり採用して(笑)このときに、猫でやってたのってなんでなんですか?
単純に猫が好きだったのはあると思うんですけど。
石井
特に意味はないんですけど、Directorで、ドット絵が作りやすかったんですよ。
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自分の描いた物を、動かしちゃおうゲームにしちゃおうみたいなノリだったんですか。
石井
そうですね。--
このあとしばらくあんまりサイトって更新してませんでしたよね?そうでもないですか?
石井
そうですね、なんでだろう--
忙しかったからとか?フリーのころだったんですかね?で、個人的には、どの辺かな
「しっぽ猫シューティング」と
「星探」って「星探」の方が先でしたっけ?
石井
「星探」の方が後ですね。創り始めたのは「星探」の方がすごい前なんですけど。
公開したのは後ですね。
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「星探」は創るの大変そうですよね。全部違いますからね、インターフェイスも違うし
ゲーム性も違う。
石井
ええ。--
「しっぽ猫シューティング」は「Flash Game Festival」の2005年くらい?
石井
2007年かな。--
あ、そんなに最近か。石井
すごい最近ですよ。--
「あ、また猫だ」って。これ、今回は取上げないので
先に観ちゃおうなんですけど
口笛だったりするのがすごくいい。
これ、自分口笛ですよね
石井
口笛ですね、自分口笛ですよ。これはすごいですよ、超こだわりのゲームですよ。
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ボス戦の口笛もいいんですよね。ちょっと苦しい感じとかが。
懐かしい曲たちが、口笛で再現されているところが。
このシューティングだったら
猫好きも喜ぶだろうと思ったんですけど
猫好きに教えたら、猫をやっつけるのはいやだって
わかりやすいリアクションが帰ってきて、
なるほどって思ったことがありました。
(1面のボス戦で)ほら、「R-TYPE」ですよ。
この辺でまた活動が活発になってきた
印象があるんですけど。2007年くらいですか?
石井
そうかもしれないですね。--
ゲーム自体もすごく面白くなってきているって思ったんですよね。割と存在しているゲーム性に絵を載せているっていう印象だったのが
すごく新しいというか、あるいは存在しているものだけど
乗っけ方というか、リスペクトっぷりが気持ちいいみたいなところで。
すごい面白いって思い始めて、でいくつか聞きたいもの、
今日は、「Cursor*10」と「星探」それから「ぱん☆ちら」。
「ぱん☆ちら」は個人的に一番唸ってるんですけど(笑)
それじゃ、順番に聞いていきたいと思います。
(聞き手:0stage 星野健一)
本文中のリンク
・nekogames
・nekogames.com
・「Cursor*10」
・「星探」
・「星探2」
・「ぱん☆ちら」
・「しっぽ猫シューティング」
・「ざなねこ」
・「すいか早食い選手権」
・「dailycat」
・「Flash Game Festival」
・「Flash Game Festival 2007」
・株式会社ロボット
・大平技研工業株式会社
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